食品に含まれるたんぱく加水分解物って何なの?
スーパーなどで購入する食品には裏面に原材料名が表示されています。
その中で「たんぱく加水分解物」という成分が含まれている食品がたくさんあります。
このたんぱく加水分解物とは何のことでしょうか?
ここではたんぱく加水分解物についてまとめてみましょう。
たんぱく加水分解物とは?
たんぱく加水分解物とはたんぱく質を含んだ原料を酵素、塩酸もしくは熱水を用いて加水分解したものになります。
主成分はペプチド、アミノ酸になります。
たんぱく加水分解物の分類は、原料による分類方法と製造法による分類方法があります。
原料による分類では、動物性と植物性に分けることができます。
動物性たんぱく加水分解物は肉や魚などの動物たんぱく質を原料としたもので、植物性たんぱく加水分解物は小麦や大豆などの植物たんぱく質を原料としたものになります。
製造方法による分類では、熱水分解と酸分解と酵素分解に分けることができます。
熱水分解たんぱく加水分解物では、熱水でたんぱく質を分解するたんぱく加水分解物です。
家庭でかつお節からだしを取っている場合、そのだしもたんぱく加水分解物と言えるのです。
酸分解たんぱく加水分解物は熱水で分解するよりも短時間に分解できる方法であり、酸(塩酸)を加えることで分解させたたんぱく加水分解物のことです。
酵素分解たんぱく加水分解物は、主に微生物が作る酵素の力を利用して、短時間でたんぱく質を分解させたたんぱく加水分解物になります。
たんぱく加水分解物ってどんな味?危険性は?
たんぱく加水分解物と聞いてもどんな味がイメージがつく人は少ないでしょう。
たんぱく加水分解物は色々なアミノ酸やペプチドが混合しているので、複雑な味がします。
うまみ成分のグルタミン酸が多く含まれているので、うま味とコクが含まれています。
危険性に関しては心配する方が多いですが、少量のクロロプロパノール類を生成する可能性はあるものの、ごく微量なので国際規格を満たしたたんぱく加水分解物であれば健康への影響はありません。
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