栄養士の専門学校で勉強する内容
栄養学について学ぶ
栄養士という肩書を背負う上で欠かす事が出来ない知識である栄養学。
栄養士になるための専門学校では、例えその専門学校が2年制であろうが、4年生であろうが、この栄養学はガッツリと学びます。
栄養学とは、その名の通り、栄養についての学問です。
ビタミンが人体に及ぼす影響や、タンパク質とは何か?とか、炭水化物の持つ効果とか、そういった事を正確に知る事が出来なくては栄養士は務まりませんので、それらの知識の集積である栄養学は、栄養士が何よりも真っ先に覚えなくてはならない物なのです。
この栄養学には、通常の栄養についての知識の他に、病気や疾病についての治療効果のある栄養の使い方を学ぶ「臨床栄養学」と、社会における生活環境の中で“集団”に対してどういった栄養政策を打ち出せばよいのかを研究する「公衆栄養学」という物も含まれる場合があります。
食生活論について学ぶ
人間が動く上でのエネルギー源である各栄養素。
その各種の栄養は、食事によって摂取する事となります。
つまり、人間は食事の採り方で摂取される栄養が異なるのです。
そういった、栄養を食生活から考える学問である「食生活論」も、栄養士が身に付けなくてはいけない知識の一つです。
栄養士になるための専門学校では、この「食生活論」も必須です。
この「食生活論」を元に、どういった食生活を送れば健康的な生活を送る事が出来るのかを指導する事が出来るようになるのです。
栄養指導論について学ぶ
「栄養指導学」は、食事療法や運動療法についての学問です。
肥満や生活習慣病で悩む人のために、どういった栄養の摂取の仕方をすれば良いのかを指導する事が出来るようになるためには、この「栄養指導学」を身に付ける事が必須と言えます。
「栄養指導学」は、正しい栄養学の知識をもとにした栄養指導を行なうための知識として、無くてはならない物なのです。