健康食品管理士とは
健康食品管理士とは
健康食品管理士は、一般社団法人日本食品安全協会による資格で、健康食品の安全性・効果・医薬品との相互作用やその取扱いなどに関する豊富な知識を学び、健康食品を摂取する消費者の健康状態の判断に対して一定のレベルの能力があると認められた人だけが取得できる資格です。
厚生労働省が平成14年に出した通達、保険機能食品等に係るアドバイザイリースタッフの養成に関する基本的考え方についてに拠って平成16年に設立された資格で、消費者が健康食品を適正に利用することや、その被害から守ることをメインとしており、指導的役割を担う人材としても重宝されています。
食と健康にかかわる幅広い知識が必要になるため、健康食品に限定した知識ではなく、食の安全や安心を広い意味で考えて、リスクコミュニケーターとしても活躍することができ、病院などの医療関係、ドラックストアや薬局などでも健康食品の相談を行ったり、健康食品製品開発などを行う会社でも重要な役割を担います。
健康食品管理士は医療、健康食品業界、薬品業界以外でも、食品業界からもニーズのある資格です。
健康食品管理士の活躍する範囲とは
健康食品管理士は主に、健康食品を中心とした開発研究などの企業、治験の収集を行う企業、販売を担当するドラッグストアや食品会社、各種コンサルタント、チーム医療への参画、リスクコミュニケーターとしての稼働などで働くことができます。
特に健康食品の開発研究の企業においては、リスクコミュニケーターとして就職することもあり、絶対必要な資格とはいかなくても所持していることにより多くの分野をカバーできるようになります。
例えば、過剰摂取により引き起こす問題点の指摘や認識、医薬品との相乗効果を確認できる、健康状態に応じた健康食品の適切な利用法などにも関与することができ、メリットもデメリットも知り尽くした立場で対応することが望まれるようになります。