商品開発の栄養士
高度な栄養学の知識を活かして新商品を作る
栄養のプロフェッショナルである栄養士が携わる事が出来る職業は多いですが、民間の食品会社の商品を開発する仕事は、管理栄養士の資格を取得した人が希望する職業の中でも特に人気です。
商品開発の現場で栄養士が行う仕事は、開発した商品に人体に害のある菌や何かが含まれていないかを検査する事や、本当に健康面や美容面で効果があるのかをチェックする事です。
また、チェックではなく、栄養バランスの優れた食品そのものを開発する業務に就く場合もあります。
商品開発はシビア
栄養士が開発する商品というのは、何も食品だけは無いです。
化粧品や医薬品などの開発にも栄養士は携わる事が出来ますが、ここで問題となるのは、民間企業が販売する商品であるため、いくら努力して商品を開発したとしても、売れなければすぐに販売終了となってしまう点です。
いくら自分の中では最高の物が出来た!と自負する事が出来る商品を開発したとしても、社会の中でニーズが無ければ、その商品はあっという間に無くなってしまうのです。
この時、「今度こそ売れる商品を開発してやる!」と意識を切りかえれるタイプか、「あんなに努力したに全然報われない」と嘆くタイプかで、商品開発に向いている人材がどうかが分かります。
決してあきらめない精神を持っている栄養士こそが、商品開発の現場にはふさわしいのです。
ライバルが無数にいる環境
今や商品開発の現場には栄養士の存在は必要不可欠です。
つまり、食品や化粧品などを扱う多くの企業の商品開発の現場には栄養士がいるという事です。
新たな商品を開発するための努力をしている栄養士は、この世の中に存在するそれら会社の数だけいると言っても良いくらいで、この事からも分かるように、商品開発の現場は非常に競争の激しい職場だと言えるのです。