保育園・幼稚園の栄養士
保育園の栄養士
幼児を預かる保育園は、栄養士が働く職場として給食会社と同じくらいニーズのある職場です。
栄養士として保育園で働きたい場合は、受託給食会社から派遣されて働く場合と、直接保育園に雇われて働く場合の2種類の働き方が存在します。
保育園で働く栄養士の主な仕事は、当然の事ですが、子供達の給食業務となります。
保育園にいる子供達はそれぞれ年齢も体質も異なっていますので、それぞれに合わせた栄養配分の食事を与えなくてはいけないので、非常に繊細な仕事だと言えます。
幼稚園の栄養士
幼い子供を預かって育てる仕事には、保育園の他に幼稚園もあります。
幼稚園と保育園の最も大きな違いは何かと言うと、提供される食事の回数です。
保育園には夜間保育や延長保育といったシステムがあるように、朝・昼・晩の全ての時間帯で子供を預かってくれる所が多くなっています。
そのため、食事も朝・昼・晩の3回分用意する必要がありますので、献立のレパートリーも増やす必要があります。
それに引き替え、幼稚園では食事の提供は基本的に昼のみですので、1回分の献立を考えるだけで良いのです。
又、幼稚園によっては給食を行わず、家庭が弁当を持たせる園も多くあります。
幼稚園や保育園では子供達が楽しむ事が出来るレクリエーションを多く行ないますので、それに合わせて行事食やオヤツなども作る必要があります。
栄養士は子供の成長に関わる重要な立場である
保育園や幼稚園にいる子供達は、まだまだ発育途中の未熟な状態です。
そのため、栄養士の作る献立が、子供の体の成長や味覚の形成に大きな影響を及ぼします。
バランス良く栄養を行き渡らせ、発育を助ける役目を担っているのが、保育園や幼稚園で働く栄養士の仕事なのです。
子供達に提供する食事には、アレルギーに対応した食材や無農薬の食材を使用して心身の成長を促進する必要がありますので、栄養士はありとあらゆる面に気を配る必要があるのです。